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鍼灸エクテ治療院
住所
〒152-0004
東京都目黒区鷹番3丁目11-7
ハギワラデュプレックス3階301号室
東急東横線「学芸大学駅」から
徒歩2分

診療時間
【午前】9:00~12:00
【午後】14:00~20:00

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院長ブログ 2014年12月アーカイブ

がんと鍼灸

先日、全日本鍼灸学会関東支部の学術集会に
参加してまいりました。
 
その題目は、ずばり「がんと鍼灸」です
 
内容は、鍼灸治療が「がん」に対して
どのような立ち位置を取ることができるか
という観点から構成されていました。
 
86歳の方が、大腸がんの治療で抗がん剤を使用せず
鍼灸のみで、QOL(生活の質)を維持している症例報告や
全日本鍼灸学会の大会においても、がんに関する報告が
増加していることが発表されました。
 
また、最新のがん化学療法である、
分子標的悪腫瘍治療薬について
の講演もあり
 
終末期のがんのケアにおいて疼痛は、
オピオイド製剤の除痛効果が高く、
鍼灸に期待されるものは
イレウスによる腸閉塞症状などの
副作用への対応がもとめられている
との報告もなされました。
 
公開講座では、中村 仁一先生から、
がんで死ぬことも悪くない、
との趣旨の講演が行われました。
 
生きる姿勢と「がん」の関係について、
がんが進行してものが食べられなくなっても
それは、体自体が食料を欲していないためで
無理やり栄養を取ることのない、大往生は
 
身辺整理ができ
周囲にお礼が言えて、
けじめがつけられるので、
それほど悪いものではない
とのお話もありました。
 
また、救急車を呼び、病院に入院することは
近代医学による延命治療を受けることを
認めることだとのお話もありました。
 
確かに、大病院のベットを占有して
近代医学による治療を受けないとの
宣言することは、
そのベットで助かるべき他の患者さんの
妨げになるとの説明は納得の
ゆくものでした。
 
大病院の病院長を経て、
がん治療の実際をごらんになり
現在は老人ホームの診療所で
多くの方の看取りをなさっている
方のおっしゃることなので
非常に説得力がありました。
 
がんになったとき、
その人の個人属性、年齢や家族構成、役割、希望
などが、大きく影響する
パーソナリティのあるものなのかなとも感じました。
 
統計では、
がんは日本人の死亡原因の第1位に上げられ
がんによる死亡が60歳代から急増するので
その主な原因は、高齢化によるものとされています。
 
若年性のがんについては、
患者の将来性や希望を考え
手術や抗がん剤、分子標的薬剤を
適切に使用して治癒を考え、
 
高齢者のがんについては、
治療と副作用、その有用性を考え
今後の人生について
その人のあり方や希望により
吟味し選択することを考える。
 
そのような選択があることを
患者さんやご家族の皆様の心に寄り添って
世の中に広めてゆくことも
鍼灸師の役割の一つではないかと
感じました。

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