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鍼灸エクテ治療院
住所
〒152-0004
東京都目黒区鷹番3丁目11-7
ハギワラデュプレックス3階301号室
東急東横線「学芸大学駅」から
徒歩2分

診療時間
【午前】9:00~12:00
【午後】14:00~20:00

休診日
日曜・月曜
※診療日についてはグーグルカレンダーもご参照ください。

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院長ブログ 2014年3月アーカイブ

目黒区の桜が満開になりました

 3月も最終盤を迎え、嵐の過ぎ去った月曜日
 桜が満開になりました。
 
 当院のある、学芸大学駅から徒歩5分
 碑文谷公園の
桜の写真を掲載します。
 
 とても美しいので、ぜひお出かけを。
 
   ブログ用碑文谷公園.gif

春はあけぼの

 関東地方では、例年になく雪の多かった冬も、
終わりを迎え、卒業式や入学式が行われる季節
となりました。
 
 木々は芽吹き、花のつぼみは膨らみを増し、
命の輝きを紡ぎつつあります。
 
 東洋医学の基本思想である五行思想では、
 春・夏・秋・冬の四季それぞれに、木・火・
金・水が割りあてられており、残った土は、
季節の変わり目に土用として割り当られています。
 
 夏の土用にはウナギを食する日としてあまり
にも有名になった丑の日があります。
 
 また、肝・心・脾・肺・腎といった人間
の機能の基礎となる蔵は、東洋医学の五行
思想では、木・火・土・金・水に割り当て
られています
 
 つまり、木―春―肝という繋がりができます。
春の陽気は、人の体にエネルギーを呼び覚まし
ますが、それまで冬が続いていたため、すぐに
体の隅々にまでまわりきらず手足末端に冷えや、
むくみになってしまいます。
 
 そんな時、肝を補う(調節)することにより、
体の働きを上げ、冷えやむくみに対処してゆく
というのが、東洋医学による対処の仕方とも
なるのです。
 
 季節の変化に体が対応することは、意外に
大変な面を持っております。何となくだるい、
体調がすぐれないといった悩みにも、東洋医
学が効果を持つのは、このような五行思想を
背景とした長い歴史にはぐくまれてきた対処
の方法があるからだと思います。
 
 枕草子にも「春はあけぼの」書かれている
ように、早く体にエネルギーを回して、すっきり
起きて春の朝を楽しめるようにしたいものですね。
 

春分と陰陽

3月21日は春分の日、日本では国民の祝日になります。
春分の日の前後は彼岸とも呼ばれ、先祖に感謝の意
を示すため、供養や墓参りが行われる習慣があります。
 
春分は夜と昼の長さが同じになる日であり、これから
夏至にかけて、陽である昼の時間が延び、陰である夜
の時間が減るので、特に大切にされてきました。
 
日本では、平安時代から江戸時代にかけて、暦は
陰陽道、陰陽師がつかさどっていました。
陰陽師は、占いや、天文観測など幅広く活躍していたようです。
安倍晴明が有名どころでしょうか。
 
陰陽道の考え方の基礎には、古代中国の世界で成立した
五つに物事を分けて考え、その関係を考える五行といった
考え方や、陰陽、陰はかげで、陽は明るいといった対立
構造がありながら、陰の中に陽があり陽の中に陰が
あるといった、物事の見方によって変化する
考え方があります。
 
そもそも、古代中国の人々の生活の中から出てきたもの
ですが、生活の中で洗練され、暦として、農業や漁業、
ひいては政治や文化に役立つものとして必須の考え方
になりました。
 
皆が信じている物は、当然医学にも影響を与えます。
暦もそうです、病気に時期があり、それに対応すること
が求められます。東洋医学は五行と陰陽に強く影響を
受けています。
 
たとえば、五行分類で木として、五臓の中の肝がは
割り当てられているので、春になれば、木の芽が芽生え、
はじけ飛ぶ感覚から、肝の病は、精神的に安定しない
面が出てくると考えているのです。
 
どの世界でも根本的な考え方と、現実的な対応は
異なることが多々ありますが、どんな考え方でも
歴史を経て磨きがかけられます。
鍼灸の経絡治療は、この東洋医学の考え方を重視し
治療を組み立てることをしています。
東洋医学の考え方を利用する選択肢もあると思います。

目黒区のインフルエンザの流行と鍼灸

目黒区内では本年(2014年)のインフルエンザの流行の最盛期は
2月の終わりごろで
あったようです。
しかし、お隣の中国では、鳥インフルエンザA(H7N9)が発生し、
次第に人への感染力
を強めているという報告がヨーロッパの疾病対策
センター(ECDC)よりなされているこ
とから警戒を怠ることはできません。
 
次のような対策は必要だと考えます。
  •  外出から帰宅したら、必ず手を洗い、うがいをすることは基本です。
  •  また、人ごみに行くときには、マスクをつけたほうが安全です。
以前ブログでPM2.5について取り上げましたが、このような大気汚染
物質は、人の気管に大きな影響を与えます。韓国では、今年はインフル
エンザに2回かかる人が多く、PM2.5の影響ではないかとニュースでも
取り上げられていました。
 
 インフルエンザは、そのウイルスが、動物や人間の唾などの分泌物
の飛沫によってのどの奥にある気管への感染が起こることが知られており、
ウイルスの種類によっては
肺の内部にまで巣食うものがあるそうです。
 肺の内部、空気から酸素を取り入れ、二酸化炭素を出すガス交換を
する部分である肺胞組織や、そこまで空気を送り込む気管の表面の細胞
に、ウイルスが侵入してその細胞を
使って増殖し、そこから外に出て伝染
してゆくことになります。
 
鳥インフルエンザA(H7N9)のウイルスは、普通は鳥の間でしか感染しない
ものが、ウイルスの遺伝子の突然変異によって人間に感染してしまい、
中国においては死亡者が多数出ているのです。
人への感染力を強めているので、そろそろ、人間から人間への感染能力
を獲得するのではないかと考えられています。
 
 インフルエンザにかかってしまったら、他人に移さないよう、インフル
エンザウイルスを増加させないクスリを飲んで安静にするしか方法は
ありません。
 インフルエンザウイルスを直接処分するクスリは、現在存在しないので、
自己免疫で駆除するのです。
 
 鍼や灸は、そのような自己免疫の機能をアップすることが可能な1つの
手段です。
普段の疲れによる肩こりや腰痛などの痛みをそのままにせず、鍼灸を
使って治すとともに、免疫力向上を図り、インフルエンザにかかりにくい
体を獲得するのも1つの考え方だと思います。
 

お灸の可能性とショウジョウバエの実験

 朝のテレビ番組で、お灸女子のお話が取り上げられていました。
お灸の効果が注目されお灸に接する人が増えることは、非常に喜ばしい
ことです。
 
お灸は、中国の秦の時代に作成された、竹簡(ちくかん:竹に書かれた
書物)にみられることから、その起源は、相当古いと考えられています。
 
 ただ、現代のお灸は、日本の室町時代や江戸時代を通じて、日本人に
合うよう改良が施されたものであると考えられます。
 
 日本人の繊細な感性と、手先の器用さが生み出してきた、独特の技術
といっても過言ではありません。
 
 テレビ番組で取り上げられていたものは、底がシールになって貼り付ける
台座灸でした、程よくあたたかくなったら火傷にならないよう取るものです。
 
 少なくともそれなりの効果はあると思われます。
しかし、お灸はその熱による組織のタンパク質の変性、火傷?が
白血球数の増加や、血中の補体の状況が変化を促す、といった実験
や議論が昭和20年代から行われてきております。
 
 そして、現代では、分子生物学の発展、特にDNAの研究が進み、
DNAを設計図にして作るタンパク質が、動物や人にとって重要なカギで
あり、その細胞はタンパク質で満たされていることがわかっています。
 
 1999年に発表された論文でショウジョウバエ(人ではありません)
を使った実験によると、ショウジョウバエに熱をかけると熱ショック
タンパク質が生成され、神経を保護する効果があることが確認されました。
 
 アルツハイマーやパーキンソン、筋委縮性側索硬化症といった病気が
細胞内に不良品のタンパク質が蓄積して起こる病気と考えられている
ことから、熱ショックタンパク質がこれらの病気から神経を保護する
のではないかと考えられております。
 
 そこで、ショウジョウバエを人間に置き換えて効能があると考えられた
熱ショックタンパク質を作るお薬が、現在、臨床試験段階にまで進んでい
ます。
 
 一般的にお薬、特に新薬には副作用の問題が付きまといますが、昔から
使われてきたお灸の熱で作った熱ショックタンパク質ならば、副作用の
問題は少ないのではないでしょうか。
 
 昔ながらの手でひねったお灸によるわずかな熱変性が、養生に繋がる
ことの一因として熱ショックタンパク質があるとするならば、お灸に
よる軽い火傷を、わるいことであると考えるのは、せっかくの
熱ショックタンパク質の作成の機会を失うのではないかと思うのです。
 
 なにはともあれ、人体への施灸が、熱ショックタンパク質を作成することが
証明されれば、神経の保護に貢献できる論拠つけになり、いいことである
と思います。
 
 なお、蛇足ですが、「人体で効果を証明すること」は、証明方法での倫理や
経済面などでハードルが高く、テレビショピングなどで「個人の感想です」
などとのテロップが流れるのも根拠を得るのが難しいためだと思われます。

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